赤い服を着た人がハサミを持ってる、ポスターだけでも怖そうな痛そうなホラー映画「Us」を見てきました。
アメリカでは現在かなりのヒットを飛ばしています。
Usの作品情報
年齢制限:17歳以上
時間:116分
注意事項:軽く残虐です
残虐度:★★☆☆☆
アメリカ公開日:2019年3月22日
日本公開予定日:未定
脚本を手がけたのはアカデミー賞脚本家
2017年に映画「ゲット・アウト」でアカデミー賞脚本賞を受賞しているジョーダン・ピール氏が、「Us」の脚本を務めてます。
このジョーダン氏は、”キー&ピール”っていうお笑い芸人の片割れなんですが、「ゲット・アウト」で初めてメガホンを撮ったにもかかわらずいきなりアカデミー賞っていうすごい才能の持ち主。
▽映画「ゲット・アウト」の予告編はこちら
「ゲット・アウト」はホラーなんですが、ストーリーに人種差別問題も織り交ぜたことによって、全米で話題を呼び、制作費500万ドルという低予算ながらに北米で1億7000万ドルの興行収入を叩き出しました。
えらいこともうかりましたな(^ν^)
ホラーだけじゃない、恐怖の中の人間模様が味わい深いというと、ウォーキングデッドのようだし、人種差別を織り交ぜてるってところに今流行のグリーンブック的な要素もあり。
これはかなり面白そうですね!
▽「ゲット・アウト」は4月11日にDVDが発売
Usのあらすじと予告編
ウィルソン一家は、友人のタイラー一家とカリフォルニア州のサンタクルーズにバケーションへ行くことに。
実はウィルソン家の母親のアデレードは少女の頃、サンタクルーズのビーチで不気味な体験をしているため、このビーチに来ることを最初は嫌がったのでした。
しかしバケーションを楽しみたい、のんきな夫に押し切られてしぶしぶ旅行を決行。
結局ビーチで家族でまったりと過ごすウィルソン一家ですが、その夜、彼らが泊まる家の前に4人の不気味な家族が現れます。
のんきな夫は謎の家族に「気味が悪いから帰ってくれる?」と声をかけるが返事はない。
不気味な家族はどうやらウィルソン一家を訪ねてきたようだ。
そしてここから恐怖が幕を開けるのです…!
▽公式予告編はこちら
Usの感想 ※ネタバレ含む
お母さんの演技力がすごい
これはもうなんと言っても主人公アデレード役を演じたルピタ・ニョンゴ氏の演技です。
ニョンゴ氏は1人で2役やるんですが
戦う主人公お母さん役と
狂った人の役
画像では違いがあまり伝わりませんが、とても同じ人がやってると思えないほどに狂った人役が著しく狂ってます。震えます。
この狂った方の人がバレエのステップで移動するシーンは笑うはずのないシーンで笑いがこみ上げてくるシュールさ。
必見です。
お姉ちゃんもすごい
そしてもう1人すごい役者さんなのが、娘役のゾラ。
普通のお姉ちゃん役の時
狂ったバージョン
こちらは画像見ただけで小学生の息子はチビるんじゃないかな、というくらいに恐怖感がにじみ出てますね。
狂ったバージョンのお姉ちゃんは、ハサミを振り回したり、普通のお姉ちゃんにかけっこを強要して追いかけ回したり、車のボンネットからハサミを振り回して襲ってきたりとかなりのスリルを味合わせてくれます。
でも、強敵なのかと思ったら最後は「えっ?終わり?」というあっさりとした幕引きで、モヤモヤします。
親父の存在意義
個人的にはこの親父が最高でした。
すっごいマッチョなんですよ。背もすっごい高くてガタイも格闘家みたいで。
家族のピンチの時はすごく戦ってかっこいいところを見せてくれるとおもうじゃないですか。
それがビックリ。
超デクノボウ
最初に家族に危機が訪れた時、金属バットを持って戦う意思を見せていたのですが、いざ戦おうとしたら1秒で相手にバットを取り上げられて、逆に足をガツッとやられるんですね。
そしたらもうアウト。戦力外通告。
ヒィヒィ言いながら足を引きずって床を這いずり回ってるんです。いつまでも。一回足をガツッとやられただけなのに?そんなに痛いか?
それからは全然活躍しないまま、家族がホウホウのていで敵から逃げる時も、足が痛いからってまだティーンの娘に車の運転をさせるわ、奥さんに1人で敵がいる森の中に様子を見に行かせるわのていたらく。
奥さん子供が敵に襲われてるときも、「おい、親父どこ行った?」って何度も思わせるほどに肝心な時にいなくなるし、とにかく一貫してデク。
男女の役割が逆転している
ついでに言うと、息子のジェイソンも戦闘能力ありません。男子ですが、徹頭徹尾足手まといです。
それに比べると、娘はゴルフクラブで悪い奴らを滅多打ちにするし、お母さんなんて敵を倒しまくって途中からアデレード無双状態に、最後はアデレードバーサクでラスボスも1人でやっつけます。
時代なんですかね。女のほうが強いっていうのは。今日びはディズニーもプリンセスが戦う時代ですからね。
脚本家がお笑い芸人だから
お母さんのアデレードがシリアスな時でも、親父はずっとふざけた事言ってるのがおかしくて、わざわざ映画館まで怖い思いをしたくて来てるのに、デク親父のせいで笑いっぱなしでしたよ。
敵が今にも自分たち家族を殺しそうな時にアホなこと言って、アデレードに「おめえはマジで黙ってろ( ゚∀゚)・∵. !!」って言われてましたからね。爆笑でした。
映画館にも、ホラー映画にもかかわらず爆笑してるお客さんがいました。
さすがお笑い芸人が脚本家やってるだけありますね。
脚本がとにかく雑
アカデミー賞脚本家が手がけてるって話、本当なの?と疑いたくなるほどに設定が雑でした。
例えば、ウィルソン一家の家に来た不気味な家族の正体は、実はウィルソン一家の”シャドウ”と言われている、彼らとまったく同じ姿をした4人組。
そのシャドウ達がウィルソン一家を襲い、殺そうとするんですが、シャドウ達がどこから来てるのか、目的がなんなのか、なぜ”ハサミ”をもってるのか。
そういう話のキーになる謎がモヤっとしか明かされません。
なので、映画を見終わった後「あれって、なんだったの?どうしてああだったの?」という疑問がいっぱいわいてきて結局Wikipediaで調べる羽目になりました。
また、シャドウ達は極めて残酷であっさりと人間たちを殺しまくるのですが、ウィルソン一家だけは誰も殺されない展開が不自然すぎる!
あんなに”すき”だらけの親父とジェイソンが生き残れるはずがないんですよね。あといくらなんでもアデレードが短期間の間に戦闘能力が強くなりすぎです。
話のつじつまもところどころ合わず、ツッコミどころ満載なストーリーなのですが、役者達の演技が素晴らしすぎて結局のところかなり面白いです。
ホラー大好きな私もけっこう満足に楽しめました。
少女時代のアデレードの不気味さにも釘付けになります。
とりあえず、ゲット・アウトを見ようと思います。
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