朝ドラ「まんぷく」の「ふくちゃん」を演じた安藤サクラさんが出てると言うだけで、映画「百円の恋」をなんとなく見てみました。
安藤サクラさん、この役の後でよく朝ドラのヒロインに採用されたな、って思うほどの汚れ役に挑んでいて、映画全編を通してずっとブス。
笑顔がいっぱいでかわいい魅力的な女性だったまんぷくのふくちゃんと本当に同じ人ですか。。。?
ふくちゃんがこんなブスになれるなんて、すごい。安藤サクラさん、スゴイ!
画像引用:映画「百円の恋」公式サイト
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百円の恋の作品情報
監督:武 正晴
▽唐沢寿明主演の「イン・ザ・ヒーロー」を手がけています
posted with カエレバ
公開日:2014年12月20日
年齢制限:15歳以上
注意事項:レイプシーンがあるので子供の閲覧に注意
おすすめ度:★★★★☆
百円の恋のあらすじ
32歳の一子(安藤サクラ)は、だらしのない実家寄生系ニート。
弁当屋を切り盛りする母親に生活を頼っていたある日、子供を連れて実家に出戻った一子の妹が、一子の自堕落ぶりにブチ切れて大変な修羅場に。
文字通り蹴っ飛ばされて追い出されて一人暮らしを始める一子は、近所の100円ショップでアルバイトを始める。
その一子が働く100円ショップで出会う人々がまた見事なクズばっかりで、一子は同僚のおっさんにはレイプされるわ、店長からはパワハラを受るわ、バイトをクビになったおばちゃんは裏口から廃棄弁当を盗みに来るわ。めちゃくちゃな職場だった。
そんな散々な日々の中、ある日一子は近所のボクシングジムに通う狩野祐二(新井浩文)にデートに誘われる。
それをきっかけに一子もボクシングを始めることになり、彼女の人生が少しずつ変わり始めます。
▽映画予告編はこちら
▽舞台挨拶の動画はこちら
百円の恋のキャスト
斎藤一子(いちこ)役 安藤サクラ
筋金入りの芸能一家の次女として誕生して自分も女優になった人。
▽安藤サクラさんの家族構成はこちら
- 父→俳優の奥田瑛二
- 母→エッセイストの安藤和津
- 姉→映画監督の安藤桃子
- 夫→俳優の柄本佑
さらに夫の柄本祐さんの家族構成は以下のようにやはり芸能一家。
▽柄本佑さんの家族構成はこちら
- 父→俳優の柄本明
- 母→女優の角替和枝
- 弟→俳優の柄本時生
もはや一般人の入り込む余地のない芸能一家ですね。
ちなみに安藤さんは2019年に夫婦で第73回毎日映画コンクールでダブル受賞という快挙を果たしています。
狩野祐二(ボクサー)役 新井浩文
彼は俳優としてこれからまだまだ成長段階であり雰囲気ある系の期待できる俳優だったのに、今はただの”性犯罪を犯した在日韓国人”になってしまいました。
この人はもう再起不能だと思うのですが理由は後述します。
百円の恋の感想 ※軽いネタバレあり
安藤サクラに朝ドラは似合わない
朝ドラのヒロインに安藤サクラさんが起用された時に、正直「なんでこの人?!朝はもっと爽やかな人がいいわ!」って思ってしまいました。
朝ドラヒロインは「演技派ブス女優」っていう枠じゃないのではないかと。毎朝見るんだし、ビジュアル的な爽やかさは必要なのではないかと。
「まんぷく」を毎朝見続けた結果、やはり安藤サクラさんの朝ドラは好きになれなかった。ふくちゃんの役、若くない女優を起用するならできれば内田有紀さんが良かったです。
しかしこの「百円の恋」の一子の役は、安藤サクラさんじゃなきゃダメです。めちゃめちゃはまり役。やはり朝の顔ではないと確信しました。
一子ってこんな人なんです。
後ろから見るとこんな!
自転車乗ってる姿もひどい
こんな一子役がハマってしまう人は、朝ドラ向きではない。
朝ドラやれる女優はいっぱいいるだろうけど、「一子」をやれる女優はめったにいない!内田有紀さんにも深田恭子さんにも宮崎あおいさんにもやれない。
「一子」を演じられるのは安藤サクラさんしかいないのではないでしょうか。
ひたすらだらしないだけの一子がボクシングを始めたことによって、どんどん変わっていきます。
一子は無口であまり多くを語らないにも関わらず、目つき顔つき仕草で一子が変わっていくのがヒシヒシと伝わってきます。
性格だけでなくボクサーらしく体型も引き締まっていくのですが、安藤さんは実際に減量をしたそうです。
それも撮影期間はわずか2週間しかないのに、その間に太った体をボクサー体型にまで引き締めたらしく、半端じゃない女優魂を感じます。
さらに色素沈着気味のバストトップまで惜しみなく気前良く脱いで見せちゃってます。
いや、ほんとに、よく安藤さん朝ドラヒロインに選ばれたなと思います。
もう一回言うけど、本当、よく安藤さん朝ドラヒロインに選ばれたな。
まさかこの映画がスポ根だとは
ブスなニートの中年女が、家でも世間でも虐げられてひどい目にあって、でもずっとウジウジと変われないっていう、いやーな話かなというプロローグ。
救いようのない雰囲気に、見るのやめようかなと最初は思いました。
しかし実はこの映画のジャンルはなんとスポ根で、安藤さんが後半ボクシングに目覚めて猛特訓し、強烈な左フックを打つようになるので驚きです。
その後半への感動のバネを縮めるために、一子が底なしの底辺をうごめいている様子を前半で描いています。
えっ、なんでニート中年女性がボクシング?!と
新井浩文氏はもう俳優として復帰できないと思う
一子と恋仲になるのが新井浩文演じるボクサー狩野。ワルっぽいクズ野郎なんだけど、どっか憎めなくて一子とお似合いに思えてきます。
新井浩文氏になんの先入観も無ければ微笑ましいようなシーンでも、もはやこの人は性犯罪者なんだという情報が邪魔して作品に入れませんでした。
一子がボクシングの試合で相手に負けそうになった時に狩野が観客席から「立て!」って応援する場面があり、本当は感動するところなんですが私はとっさに心の中で
「( ゚∀゚)・∵. 性犯罪者はだまってろ」
って思っちゃいました。無意識に。
しかもこの「百円の恋」では、安藤サクラと新井浩文のベッドシーンがあるんですが、これは安藤さんにしてみれば、本物の性犯罪者との濡れ場なんて洒落にならない黒歴史。
これからまだまだ女優としての階段を駆け上っていく安藤さんにしてみれば、あのシーンは完全にタブーなはず。
新井氏は、「あの事件は実は無実だった」ということにでもならない限り、もうスクリーンには戻ってこれないのでは。
視聴者から性犯罪者にしか見れない人を使うのは難しいはず。爽やかな役はまず無理だし、悪役なんてリアルで気分が悪いし、コミカルな役なんてやった日には被害者は今でも傷ついてるのになにヘラヘラしてんの?って思っちゃう気がします。私だけじゃなく多くの女性がそう感じるのではないかと思います。
女性があまり好まない、任侠映画やVシネマなんかではまた使えるのかも知れませんが。
しかし新井氏が性犯罪で逮捕されたことによって、この「百円の恋」だけじゃなくたくさんの映画を台無しにしたと思うと、彼の犯した罪は二重三重に重いです。
一子にやる気と元気をもらえる
後半で頑張りだす一子を見て、誰もが一子が変わっていく姿にわくわくするし感動をもらえるはず。
人って、なんでもいいけど「一生懸命頑張る人」が好きですよ。誰だって頑張りたいけど、頑張るって簡単なことじゃないですもんね。
私もブログ書いてますが、面倒だったり、本当はもっと書けるのに中途半端な記事で更新したりすることも多々あります。
でもなんか頑張った一子を見て私ももっと全力で頑張りたくなってこの映画レビュー。いつもの倍の4000文字も書いちゃってます!
そういうモチベーションをもらえるってすごく貴重なことですよね。なんの期待もしないで見たけど、いい意味で裏切られたいい映画でした。ありがとう安藤さん。ありがとう一子。
でもいいの。そういうモチベーションをもらえるってすごく貴重なことよね。ありがとう安藤さん。ありがとう一子。
これを読んでる読者の方で、本当はもっと挑戦してみたいことや、今やってる仕事なんかも、もっとがむしゃらに突っ走ってみたい!でもめんどくさいし忙しくて無理、と思ってる方、
ぜひ一子が挑戦する姿に元気をもらって見てください!新井さんのことは薄目で。。。
▼「百円の恋」はアマゾンプライムビデオで視聴できます
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