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10年ぶりに「パーマネント野ばら」を読んで女の自立を考える

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先日毎日かあさんの全巻レビューを書いた際に、久しぶりに昔の西原作品をいくつか読み直してみた。

 

▽毎日かあさん全巻レビューの記事はこちら

【保存版!】西原理恵子の毎日かあさんを子供の年代別に全力レビュー
西原理恵子氏の毎日かあさんはもう読みましたか?   2002年から毎日新聞で連載された西原理恵子による言わずも知れた大ベストセラーよね。アニメ化もされたし映画化もされてるから、子供も知ってるし大人も知ってるという、西原作品にあるまじ...

 

その中で「パーマネント野ばら」を読んだ感想が、初めて読んだ10年前とすごく変わっていたことに自分でも驚いたわ。

 

 

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パーマネント野ばらのあらすじ

パーマネント野ばらは、2006年に新潮社より出版になった西原理恵子の単行本漫画。

 

▽あらすじ

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港町にある美容院「パーマネント野ばら」には村の女たちの懺悔室になっている。来る女たちは底抜けに明るく見えるがそれぞれに問題を抱えている。

 

幸せを求めて男を追いかけては裏切られて涙をするが、みじめになりながらも明日を明るく生きていく女たちの姿を叙情的に描かれている。

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要するに、貧乏でさえなくて田舎もんで、傍から見たら人生既に詰んじゃってるような女たちが、豪快にそして繊細にたくましく、お互いに寄り添って生き抜いてるって話よ。

初めてパーマネント野ばらを読んだ頃

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初めてパーマネント野ばらを読んだのは、長男を妊娠してる時だったわ。つわりがいつまでもおさまらなくてね。毎日ひたすら本と漫画を読んで時間がすぎるのをじっと耐えたあの頃。

 

その時は、パーマネント野ばらに出てくる女たちにすごく共感したものよ。貧乏で冴えなくて、教養もなくて今生きてる世界から飛び出す術もない。

 

恋をして男の人に幸せにしてもらうことでしか将来の不安から抜け出せないって信じてた。

 

だから恋に失敗してもまた懲りずに次の恋を探して、安らぎを求めるのよね。若い頃の女って今も昔もみんなそうなのかしら?

 

こっぴどく恋に敗れて泣いても、友達が話を聞いてくれて笑い話に変えてまた明日が来るっていうのもまったくもって同じ。今で言う女子会をやっちゃあ飲んで泣いたり笑ったりしたものよ。

 

私も友達も若い頃は不安でいっぱいだったわ。友達が結婚したと言えば、嬉しい半面不安が倍増。

 

私はこのままずっと幸せになれなかったらどうしよう?

 

西原理恵子が描く女の子は、自分の人生を投影してるからいつもこの不安に包まれてるのよ。

 

パーマネント野ばらを描いてた当時、彼女の夫はアル中でDV、小さな子供2人抱えてて彼女自身も野ばらの客そのものだったのね。

 

だからこそ、パーマネント野ばらのストーリーはどこかリアリティがあって優しくて、不安な女の子達の胸に刺さる作品だったんだわ。

 

アラフォーでパーマネント野ばらを読んで女の自立に気がつく

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あれから10年(以上たってるけど)。

冒頭に述べたように久しぶりにパーマネント野ばらを読んだけど、胸に刺さるシーンは一つもなかったわ。

 

いつまでも同じところで足踏みしてて前に進まず、男に頼ることばっかり考えてるだめな女たち。だめ同士で慰めあって酒を飲んでればなんとか明日も笑っていられる。

 

全然美談じゃないわね。20代の頃、一緒に飲んだくれて管巻いてた女友達たちが、未だに野ばらの客みたいな生き方してたらドン引きするわ。

 

いつまでも不幸の中にいる原因は、貧乏だからとか結婚できてないからとかじゃなくて、自立ができてないからよ。

 

女の自立って今、時代が本当に動いてるんだと思うわ。

 

だって、アナ雪見たでしょ?今どきはプリンセスだってもう男には頼らないのよ。幸せは自分の心に聞いて、自分の心に従って探すものなのよ。

 

女の幸せは男次第なんて時代錯誤もいいところだわ。

 

そりゃ結婚すれば相手の状況によって自分も運命共同体になるのは確かだけど、どんな状況に置かれても、自分はどうしたいのかを一番に考えて、自分に今できることをするのよ。

 

そうしないと、旦那さんが高給取りだろうとハンサムだろうとイクメンだろうと、人生が受け身である以上心が満たされる日は訪れないわ。

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でもそんなの、結婚して子供も生んで安泰になって、年齢的にも(もう恋はねえな)って諦められるような年にならないとわかりゃしないのよね。

 

だからおばちゃんはいつの時代も若い女の子にやかましく説教したがるのよ。もう私、そっち側にまわっちゃったってことよ。

 

まあ、ダンナの浮気や失業、子供のいじめとか、そういう深刻な問題が私にふりかかった時、今みたいなイキのいいこと言ってられるかはわかんないけどね。

 

ちなみに西原氏も、今は完全におばちゃん側に回って、今や女の子の自立をやかましく叫びまくってる。

 

そんな西原氏から女の子へのメッセージをまとめた本もあるのよ。

 

こんな本、どうして私が若い頃に出してくれなかったのかしら?この本を読むか読まないかで女の子の人生は大きく変わると思う。

 

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アラフォーはもうこの本には共感しな女になっていたいものだわ。でも若い頃はヒリヒリと野ばらの客のように生きるのが自然なのかもしれないわね。だって恋って青春じゃない!私が言うとキモい?

 

昔読んですごく感動した本を10年ぶりに読んだりすると全然違う見え方がしたりするのね。面白いわ〜。また10年後に読んだら今度はどんなふうに感じるのかしら。

 

パーマネント野ばらは映画化もされてるみたいだから、今度見てみよう。そしたらまたレビューするわね〜!

 

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