飼い主と引き離された犬が、必死で飼い主の元へ帰っていく、感動の動物映画”A Dog’s Way Home”を見てきました。
A Dog’s Way Homeの作品情報
公開日:2019年1月11日(アメリカ)
日本での公開予定:未定
上映時間:96分
年齢制限:なし
おすすめ度:★★★★☆(4つです)
日本では上映予定が未定のようです。
やってくれよ!いい映画だったよ!意外と日本に輸入される映画って少ないんだなって最近気がついたわ。
これもいい映画なのに日本に行かないって言うし。
最近は映画館で見れなくても、Netflixやhuluで見れたりするからその時を待つことにするわ。日本語字幕でみたいもの!
実はこの「A Dog’s Way Home」は、2012年に公開された「僕のワンダフル・ライフ」の続編映画。
A Dog’s Way Homeのあらすじ
コロラド州デンバーに住むルーカスとガールフレンドのオリビアは、建設現場で母猫と何匹かの子猫と一緒に暮らす犬を見つける。
ルーカスは、母親と2人で暮らす家にその犬を家に連れ帰り「ベラ」と名付けて飼うことに。
ベラはアメリカン・ピット・ブル・テリアという犬種だった。
実はこの”ピットブル”は噛む力が強く攻撃的な性格で、人間を噛み殺すこともあり、デンバーでは飼育が禁止されていた。
ある日ルーカスは隣の意地悪なおっさんにピットブルのベラを飼っていることを州に通報されてしまい、ベラは捕らえられてしまう。
一旦は罰金を払いベラを取り戻したルーカスだけど、もしまた捕まったらもうベラは返してはもらえないことに。
それを避けるためにルーカスは、ピットブルを飼うことが許されている隣の州ニューメキシコ州に住むオリビアの親戚の家にベラを預けることに。
ルーカスの家から400マイル離れたところで暮らすことになったベラだけど、どうしてもルーカスに会いたくてデンバーを1人目指して走り出す!
▽予告編はこちら
A Dog’s Way Homeの感想
お決まりのストーリーです
予告編を見ただけですべてのストーリー展開が予想可能。なぜならすでに60年以上前から同じような作品が繰り返し作られているからね。
飼い主との深い絆で結ばてていた犬が、飼い主と引き離されてから、必死で飼い主の元へ戻るというやつ。
元祖はやっぱり名犬ラッシー。お決まりの話の流れを一応説明しておくと。。。
犬、まず善良な飼い主との蜜月の日々。
↓
犬、事情があって飼い主から手放されてしまう。
↓
犬、手放された先で納得がいかなくて元の飼い主をめっちゃ恋しがる。
↓
犬、スキを見て逃げ出して元の飼い主の家へ帰ることにする。
↓
犬、大冒険
↓
犬、ボロッボロになる
↓
犬、飼い主と再会
↓
観客、飼い主、犬、皆大号泣。
これよ。テッパンの流れ。この流れでやっておけば確実にお涙頂戴できるからね。
なんてひねくれたこと言ってるけど、この映画で頭が痛くなるほど泣いたのは他でもないこの私。
ベラは凶暴?
ベラってば、元野良犬で猫に育てられたっていう多様性に優れた現代っ子。
野良だった割には人間になつきやすくて、いつも餌をくれる優しい青年ルーカスになついちゃってちゃっかり彼の飼い犬になるっていう始まりなのよ。
そしてピットブルだけど全然凶暴じゃなくて心が優しい子。ナレーションが人間の声なのがずっと違和感だらけだったけど、ベラがいい子なのはよくわかる。
コロラド州がワイルドすぎた
ベラは予想通りの展開で、ルーカスと離れ離れになってめっちゃ遠くから彼の住むコロラド州のデンバーを目指すんだけど、まず犬の冒険以前にコロラド州のグレートネイチャーぶりにびっくりしたわ。
山あり、荒野あり、川が流れ雪が降る。まるでサバンナのような草原がひろがってそこにはたくさんの野生動物たちが生息して、弱肉強食の世界も繰り広げられてるのよね。
現実なの!?あれって本当なのかしら?
そうだとしたら、私はまだまだアメリカのことは知らなすぎたって思うくらい壮大な自然だったわ〜。
途中でベラが赤ちゃんライオンに出会うんだけど。野良ライオンに。野良!まあ、ライオンは動物園にいる子達以外全員野良なはずなんだけどね。
でも野良ライオンて!本当なの?本当にコロラドには野生のライオンが生息してるの?!
信じがたすぎてググって調べてみたらなんと、いるんですって。野生動物の保護区があるらしい!
▽こちらのサイトより引用させてもらうと。。。
ワイルドアニマルサンクチュアリ – M.E.M. トラベル in コロラド
コロラド州にはライオン、ブラックベアー、ボブキャッツ、コヨーテ、エミュー、キツネ、マウンテンライオン、アライグマ、トラ、オオカミといったワイルドアニマル達が過ごしています。
マジだったわ。映画の中に出てきた赤ちゃんライオンは明らかにCGだったけど、現実にコロラドにはライオンがいるらしい。
ついでに野生の狼や怒り狂ったチョッパー(©ワンピース)みたいなトナカイも出てたけど、あれもきっと現実なのね。
アメリカに住んでたら、わざわざアフリカのサバンナまで行かなくてもコロラド行っとけばいいって話。すごいわね〜。
ベラと人間たちとの出会い
そんなガチな野生動物たちと触れ合ったり、時には喰われそうになりながらもルーカスの家を目指すベラ。
旅の途中でホームレスのおっさんに無理心中させられそうになり、餓死寸前のところをなんとか切り抜けたわ。
雪が降りしきる極寒の夜も野生動物の仲間と寄り添い合ってやり過ごしてね。
さらに人間の住む街に降りたら今度は車にひかれて前足を怪我したり、背中から血が出たり。。。
私はペットを飼ってないからまだ見ていられたけど、愛犬家の方々は耐えられずに映画館を出ていってしまうのではないかと心配だわ。
犬だから許される迷惑ぶり
人間的な目線で見ると、ベラ、めっちゃ迷惑な犬なんだけどね。でも飼い主のところへ帰りたいっていう純粋で一途な想いにはどうしても感動させられちゃう!
そしてうちには犬がいないんだけど、そんな犬の可愛らしさを見せられたら、無性に犬を撫でくりまわしたくなったわ。
子供の習い事のピアノの先生のお宅に犬がいるから、次回お邪魔する時に存分に触らせてもらってこの犬を触りたい欲を満たさせてもらうことにするわ。ああもどかしい。
ラスト、名犬ラッシーの意思を次ぐ二番煎じストーリーの流れ通り最後にはベラはルーカスに再会できるんだけど、ここで私にはどうにも許せないことが。
実はこの再会のシーンを予告編で既に見せてくれてたっていうね。
なにしてくれてるの?そこ絶対見せちゃだめなシーンよね?!なんならそのシーンを見るために90分じっと犬の冒険に付き合ってあげたと行っても過言ではないはず。
そこは隠しといて頂戴。プリーズ。
ベラとルーカスが再開する一番盛り上がるシーンで、(あ、このシーン見たことある)って思っちゃったときの興ざめといったら。
なんて興ざめを持ってしても余りある動物映画のパンチ力を思い知ったけどね。結局大号泣させられて、日焼け止めクリームが目に入って痛くてさらに号泣。
私はいつも名犬ラッシーの絵本を子供に読み聞かせをするたびに、悲しみに暮れて号泣して読めなかった。幼い子どもたちに舌打ちされたっけ。
だから今回この映画を見に行くと決めた時点で、自分から泣きに行ったようなものだけどね。
そんな気持ちを裏切らない、きっちりと筋書き通りに泣かせてくれて感動させてくれたわ。
ああ、動物ってかわいい。。。
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コメント
私は飛行機で移動中に見ました。勿論、泣きました。もうぐちゃぐちゃでした。機内が暗くてよかった。また見たいんですけど日本で公開しないとなるとレンタルもなさそうですね。